調剤薬局業務をExcelで快適に PharmaDataLabo

調剤薬局業務をExcelで効率化しよう

2022年4月新薬価告示!在庫絞るべきリスト

暦の関係か、例年より1日早い3月4日(金)に新薬価が告示され同日診療情報提供サービスのサイトに「医薬品マスタ」として公開されました。

一覧はこちらから↓

pharmalabo.hatenablog.com

 

 

それでは2022年薬価改定の中身を見ていきましょう。。

薬価引下げ率影響上位品目(先発品)

今回の改定で25%以上の引下げとなったのが、368品目あります。(昨年比+19品目)

更に単位薬価(旧薬価)が100円以上で絞り込むと、147品目になります。(昨年比+84品目) ※昨年に比べ高薬価品目の引下げが多いことが分かります。

引下げ率の降順にして、後発品以外で上位を抽出すると次のようになります。

薬価基準コード 医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価引下げ率
2190043M1025 ビンマックカプセル61mg 36021.6 155464 76.8%
1290001M1022 ビンダケルカプセル20mg 9716.5 38866 75.0%
2149041F4020 ディオバン錠160mg 66 145.9 54.8%
2149041F8025 ディオバンOD錠160mg 66 145.9 54.8%
6113001B1143 塩酸バンコマイシン散0.5g(OK) 500mg 909.6 1940.2 53.1%
3399101F1021 コンプラビン配合錠 106.1 217.8 51.3%
2149400A3020 ペルジピン注射液25mg 25mL 342 643 46.8%
6241013F2020 クラビット錠250mg (レボフロキサシンとして) 104.5 194.6 46.3%
6290002M1020 ジフルカンカプセル50mg 188.1 336 44.0%
2499011M1027 アボルブカプセル0.5mg 116.2 203.1 42.8%
6173400D2023 アムビゾーム点滴静注用50mg 5886 9881 40.4%
4235402A1025 ドキシル注20mg 10mL 58738 98304 40.2%
6139100R1036 クラバモックス小児用配合ドライシロップ 636.5mg 129.4 214.7 39.7%
3999022F1028 サーティカン錠0.25mg 420.8 689.4 39.0%
3929008D1022 ジャドニュ顆粒分包90mg 852.8 1388.9 38.6%
6241013F3027 クラビット錠500mg (レボフロキサシンとして) 199.8 325.2 38.6%
2499409D3025 ソマバート皮下注用20mg (溶解液付) 12020 19500 38.4%
3929008D2029 ジャドニュ顆粒分包360mg 3390.2 5491.2 38.3%
6290002M2026 ジフルカンカプセル100mg 295.8 475.3 37.8%
2129010F1022 アンカロン錠100 100mg 147 234.6 37.3%
2160007F1020 アマージ錠2.5mg 470 749.8 37.3%
7990712S3025 ニコチネルTTS30 52.5mg30cm2 244.8 389.1 37.1%
3999022F2024 サーティカン錠0.5mg 769.4 1221.2 37.0%
2189011F3028 リポバス錠20 20mg 181.6 288.1 37.0%
4291009F1039 カソデックス錠80mg 327.8 518.6 36.8%
4291009F2027 カソデックスOD錠80mg 327.8 518.6 36.8%
7290414D1038 ソナゾイド注射用16μL (溶解液付) 8593 13524 36.5%
1179042F3022 セロクエル200mg錠 114 178.9 36.3%
3929407D1160 アイソボリン点滴静注用25mg 785 1229 36.1%
4291003F2054 ノルバデックス錠20mg 111.1 173.5 36.0%
7990712S1022 ニコチネルTTS10 17.5mg10cm2 223.9 346.8 35.4%
2149400A2023 ペルジピン注射液10mg 10mL 165 255 35.3%
3929407D2108 アイソボリン点滴静注用100mg 2661 4108 35.2%
6250103F1036 ツルバダ配合錠 2509 3864.6 35.1%
7990712S2029 ニコチネルTTS20 35mg20cm2 238.2 365.8 34.9%
4291412D1024 ベルケイド注射用3mg 87904 134923 34.8%
4229401D1020 アリムタ注射用500mg 123462 188457 34.5%
2149044F7022 オルメテックOD錠40mg 84.4 127.3 33.7%
2189011F2021 リポバス錠10 10mg 87.9 132.5 33.7%
3999022F3020 サーティカン錠0.75mg 1180.4 1768.9 33.3%
6250028M1029 エムトリバカプセル200mg 1111.6 1663.3 33.2%
2391404A1020 アロキシ静注0.75mg 5mL 9869 14764 33.2%
6290005F1024 ラミシール錠125mg 100.9 150 32.7%
1190012F5021 アリセプト錠10mg 248.6 368.3 32.5%
1190012F6028 アリセプトD錠10mg 248.6 368.3 32.5%
2119404G4052 ドブトレックスキット点滴静注用600mg 0.3%200mL 2856 4222 32.4%
1190012F2022 アリセプト錠5mg 143 211.3 32.3%
1190012F4025 アリセプトD錠5mg 143 211.3 32.3%
2149040F4025 ブロプレス錠12 12mg 100.9 148.7 32.1%
3999403D1221 注射用エフオーワイ100 100mg 179 263 31.9%
2391404G1022 アロキシ点滴静注バッグ0.75mg 50mL 10209 14976 31.8%
3999403D2023 注射用エフオーワイ500 500mg 759 1113 31.8%
4229401D2026 アリムタ注射用100mg 31134 45048 30.9%
6119401D1035 注射用タゴシッド200mg 3182 4602 30.9%
1190012F1026 アリセプト錠3mg 99 142.9 30.7%
1190012F3029 アリセプトD錠3mg 99 142.9 30.7%
4291401A1097 ランダ注10mg/20mL 1169 1685 30.6%
3399008F2021 プラビックス錠75mg 106.1 152 30.2%
6179400D3023 ファンガード点滴用25mg 2146 3074 30.2%
2499409D1022 ソマバート皮下注用10mg (溶解液付) 9436 13485 30.0%

ビンマックカプセル61mg、ビンダケルカプセル20mgがなんと75%以上の引下げです!!

「心アミロイドーシス」に適応を持つ薬剤のため、ごく一部の薬局に限られると思いますが、極めて高薬価薬剤でもあるし、3月中に「在庫0」にしたいですね。

 

薬価引下げ率影響上位品目(後発品)

一方、後発品で抽出したものが次表です。

薬価基準コード 医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価引下げ率
6290401A5019 フルコナゾール静注200mg「NP」 0.2%100mL 1798 4036 55.5%
6250401A1018 アシクロビル点滴静注250mg「MEEK」 417 878 52.5%
1190012F6290 ドネペジル塩酸塩ODフィルム10mg「EE」 106.9 197.7 45.9%
2149400A4018 ニカルジピン塩酸塩注射液25mg「FY」 25mL 222 402 44.8%
1190018F3018 メマンチン塩酸塩錠20mg「サワイ」 76.4 133.4 42.7%
1190018F6017 メマンチン塩酸塩OD錠20mg「サワイ」 76.4 133.4 42.7%
4291011F1036 イマチニブ錠100mg「EE」 411 699.2 41.2%
4291011F1044 イマチニブ錠100mg「KN」 411 699.2 41.2%
4291011F1060 イマチニブ錠100mg「ヤクルト」 411 699.2 41.2%
4291011F1095 イマチニブ錠100mg「ニプロ」 411 699.2 41.2%
4291011F1133 イマチニブ錠100mg「サワイ」 411 699.2 41.2%
4291009F1098 ビカルタミド錠80mg「SN」 166.9 280.4 40.5%
4291009F1209 ビカルタミド錠80mg「オーハラ」 166.9 280.4 40.5%
4291009F1225 ビカルタミド錠80mg「ケミファ」 166.9 280.4 40.5%
6149004F1192 アジスロマイシン錠250mg「TCK」 69.1 109.5 36.9%
8219700S5069 フェンタニル3日用テープ2.1mg「トーワ」 781.3 1213.7 35.6%
8219700T6028 ラフェンタテープ1.38mg 781.3 1187 34.2%
1319739Q1304 ラタノプロスト点眼液0.005%「サンド」 180.9 274 34.0%
1319717Q1383 クロモグリク酸Na点眼液2%「タカタ」 100mg5mL 230.2 337.7 31.8%
2160005F1102 エレトリプタン錠20mg「ファイザー」 183.4 265.2 30.8%
4229101F4033 エスワンケーケー配合錠T25 25mg(テガフール相当量) 200.4 282.5 29.1%
4291009F1195 ビカルタミド錠80mg「JG」 166.9 234.8 28.9%
1319717Q1324 クロモグリク酸Na点眼液2%「ファイザー」 100mg5mL 230.2 320.3 28.1%
1319717Q1332 クロモグリク酸Na点眼液2%「わかもと」 100mg5mL 230.2 320.3 28.1%
1319717Q1359 クロモグリク酸Na・PF点眼液2%「日点」 100mg5mL 230.2 320.3 28.1%
1319717Q1375 クロモグリク酸Na点眼液2%「科研」 100mg5mL 230.2 320.3 28.1%
1319717Q1391 クロモグリク酸Na点眼液2%「ニッテン」 100mg5mL 230.2 320.3 28.1%
1179045S3024 アリピプラゾール内用液分包6mg「武田テバ」 0.1%6mL 79.5 110.2 27.9%
1190012F6133 ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「ZE」 106.9 146.7 27.1%
1179045S4020 アリピプラゾール内用液分包12mg「武田テバ」 0.1%12mL 166.1 225.9 26.5%
3999018F2150 アレンドロン酸錠35mg「JG」 124 167.7 26.1%
1190401A1058 エダラボン点滴静注30mg「KN」 20mL 1030 1375 25.1%
4291403A3110 カルボプラチン点滴静注液450mg「TYK」 45mL 9870 13170 25.1%

イマチニブ(グリベックのGE)、ビカルタミド(カソデックスのGE)、アリピプラゾール(エビリファイのGE)などが影響が大きそうですね。

メマンチン(メマリーのGE)で「サワイ」を採用している薬局は月末在庫は「0」にしたいですね。

 

薬価引上げ品目

一方、今回の改定で引上げとなったのは、688品目もあります。昨年が19品目のみでしたが、一昨年の改定では561品目あったので以前の水準に戻ったということでしょうか。先発品では輸液関連製剤が多いです。

後発品(基礎的医薬品を含む)では、注射関連以外でノルフロキサシン錠、ジフルプレドナート外用、セフジトレンピボキシル内服などの薬価引上げが目につきます。

後発品(基礎的医薬品を含む)、薬価引上げ率25%以上で、注射関連以外を概ね除外したものが次表です。

薬価基準コード 医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価引下げ率
6241005F2280 ノルフロキサシン錠200mg「YD」 35.6 6.9 -415.9%
6241005F2298 ノルフロキサシン錠200mg「EMEC」 35.6 6.9 -415.9%
6241005F2301 ノルフロキサシン錠200mg「ツルハラ」 35.6 6.9 -415.9%
6241005F1232 ノルフロキサシン錠100mg「YD」 23.7 6.4 -270.3%
6241005F1259 ノルフロキサシン錠100mg「EMEC」 23.7 6.4 -270.3%
6241005F1267 ノルフロキサシン錠100mg「ツルハラ」 23.7 6.4 -270.3%
6290100F2123 バクトラミン配合錠 42.6 15.9 -167.9%
2619702Q3100 5%クロルヘキシジン液「ヤマゼン」 1.94 0.94 -106.4%
2619702Q3275 クロルヘキシジングルコン酸塩消毒液5%「日医工」 1.94 0.94 -106.4%
5100088X1017 シオン 2.2 1.1 -100.0%
5100088X1017 ウチダのシオンM 2.2 1.1 -100.0%
5100088X1017 トチモトのシオン 2.2 1.1 -100.0%
5100167X1013 ボクソク 2.2 1.1 -100.0%
5100167X1013 ウチダのボクソクM 2.2 1.1 -100.0%
5100167X1013 トチモトのボクソク 2.2 1.1 -100.0%
5100191X1017 バクガ 1.84 0.98 -87.8%
5100191X1017 トチモトのバクガ(麦芽) 1.84 0.98 -87.8%
5100191X1017 ウチダのバクガM 1.84 0.98 -87.8%
1319722Q1228 オフロキサシン点眼液0.3%「日新」 73.2 39 -87.7%
1319722Q1260 オフロキサシン点眼液0.3%「トーワ」 73.2 39 -87.7%
6132015C1014 セフジトレン ピボキシル100mg細粒 166.3 90.7 -83.4%
6132015C1014 セフジトレンピボキシル小児用細粒10%「EMEC」 100mg 166.3 90.7 -83.4%
2619702Q3054 クロヘキシン液5% 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3070 グルコン酸クロルヘキシジン5%液「メタル」 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3097 5%ヘキザック液 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3119 5%グルコン酸クロルヘキシジン液「東海」 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3160 マスキン液(5W/V%) 5% 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3194 ステリクロン液5 5% 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3216 ラポテック消毒液5% 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3232 クロルヘキシジングルコン酸塩消毒用液5%「NP」 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3259 クロルヘキシジングルコン酸塩消毒液5%「カネイチ」 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q3267 クロルヘキシジングルコン酸塩消毒液5%「シオエ」 1.94 1.07 -81.3%
2619702Q5049 ネオクレミール消毒液5% 1.94 1.07 -81.3%
1319727Q1263 ノルフロキサシン点眼液0.3%「杏林」 77.6 44.5 -74.4%
1139004F2017 バルプロ酸ナトリウム200mg錠 10.1 6.2 -62.9%
1139004F2017 バルプロ酸ナトリウム錠200mg「アメル」 10.1 6.2 -62.9%
2646725M1015 ジフルプレドナート0.05%軟膏 10.5 6.8 -54.4%
2646725M1015 ジフルプレドナート軟膏0.05%「イワキ」 10.5 6.8 -54.4%
2646725N1010 ジフルプレドナート0.05%クリーム 10.5 6.8 -54.4%
2646725N1010 ジフルプレドナートクリーム0.05%「イワキ」 10.5 6.8 -54.4%
2646725Q1017 ジフルプレドナート0.05%ローション 10.5 6.8 -54.4%
2646725Q1017 ジフルプレドナートローション0.05%「イワキ」 10.5 6.8 -54.4%
1179025F2200 エチゾラム錠1mg「アメル」 9.8 6.5 -50.8%
1179025F2251 エチゾラム錠1mg「ツルハラ」 9.8 6.5 -50.8%
1179025F2260 エチゾラム錠1mg「トーワ」 9.8 6.5 -50.8%
1313700Q2070 ベノキシール点眼液0.4% 20.4 13.6 -50.0%
1313700Q2089 ネオベノール点眼液0.4% 20.4 13.6 -50.0%
1313700Q2097 オキシブプロカイン塩酸塩点眼液0.4%「ニットー」 20.4 13.6 -50.0%
6132013F2034 セフジニル錠100mg「サワイ」 44.9 30 -49.7%
6132013M2106 セフジニルカプセル100mg「YD」 44.9 30 -49.7%
6132013M2165 セフジニルカプセル100mg「トーワ」 44.9 30 -49.7%
6132013F1038 セフジニル錠50mg「サワイ」 40.2 28.3 -42.0%
6132013M1088 セフジニルカプセル50mg「YD」 40.2 28.3 -42.0%
6132013M1142 セフジニルカプセル50mg「トーワ」 40.2 28.3 -42.0%
6132015C1065 セフジトレンピボキシル小児用細粒10%「サワイ」 100mg 128.5 90.7 -41.7%
6132015C1081 セフジトレンピボキシル細粒小児用10%「トーワ」 100mg 128.5 90.7 -41.7%
6132015C1090 セフジトレンピボキシル細粒10%小児用「日医工」 100mg 128.5 90.7 -41.7%
6132015C1120 セフジトレンピボキシル小児用細粒10%「SW」 100mg 128.5 90.7 -41.7%
2260701F1255 ポピヨドンガーグル7% 3.1 2.2 -40.9%
2260701F1328 ポビドンヨードガーグル液7%「東海」 3.1 2.2 -40.9%
2260701F1336 ポビドンヨードガーグル7%「メタル」 3.1 2.2 -40.9%
2260701F1409 ポビドンヨードガーグル液7%「明治」 3.1 2.2 -40.9%
2260701F1425 ポビドンヨードガーグル液7%「イワキ」 3.1 2.2 -40.9%
2260701F1433 ポビドンヨードガーグル液7%「シオエ」 3.1 2.2 -40.9%
2456405D2015 水溶性プレドニン20mg 253 183 -38.3%
2456405D1019 水溶性プレドニン10mg 149 108 -38.0%
2634710M1085 ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「イワキ」 1mg 8.7 6.4 -35.9%
2456405D3011 水溶性プレドニン50mg 555 412 -34.7%
6241006F1059 オフロキサシン錠100mg「ツルハラ」 65.9 49 -34.5%
1319717Q1316 クロモグリク酸Na点眼液2%「日新」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
1319717Q1340 クロモグリク酸Na点眼液2%「トーワ」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
1319717Q1367 クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
1319717Q1405 クロモグリク酸Na点眼液2%「ニットー」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
1319717Q1413 クロモグリク酸Na点眼液2%「TS」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
1319717Q1421 クロモグリク酸Na点眼液2%「センジュ」 100mg5mL 230.2 172.9 -33.1%
3319562A1057 アセテート維持液3G「HK」 200mL 163 125 -30.4%
3919003F2020 チオラ錠100 100mg 16.8 12.9 -30.2%
2699002F1046 オクソラレン錠10mg 70.6 54.3 -30.0%
1315705M1053 プレドニゾロン酢酸エステル眼軟膏0.25%「ニットー」 44.2 34 -30.0%
3319562A3033 アセテート維持液3G「HK」 500mL 195 150 -30.0%
4300003M5010 ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル 37MBq 4290 3300 -30.0%
4300003M5010 ヨウ化ナトリウムカプセル-1号 37MBq 4290 3300 -30.0%
4300003M6017 ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル 111MBq 8580 6600 -30.0%
4300003M6017 ヨウ化ナトリウムカプセル-3号 111MBq 8580 6600 -30.0%
3311402G6037 テルモ生食TK 100mL 178 137 -29.9%
3334402G6031 ヘパリンNa透析用500U/mLシリンジ20mL「NP」 1万U 348 268 -29.9%
2646720M1012 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル0.3%軟膏 8.7 6.7 -29.9%
2646720M1012 ユーメトン軟膏0.3% 8.7 6.7 -29.9%
2646720M1012 スピラゾン軟膏0.3% 8.7 6.7 -29.9%
2646720M1012 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル軟膏0.3%「YD」 8.7 6.7 -29.9%
2646720M1012 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル軟膏0.3%「TCK」 8.7 6.7 -29.9%
2646720N1018 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル0.3%クリーム 8.7 6.7 -29.9%
2646720N1018 ユーメトンクリーム0.3% 8.7 6.7 -29.9%
2646720N1018 スピラゾンクリーム0.3% 8.7 6.7 -29.9%
2646720N1018 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルクリーム0.3%「YD」 8.7 6.7 -29.9%
2646720N1018 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルクリーム0.3%TCK 8.7 6.7 -29.9%
2646720Q1014 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル0.3%ローション 8.7 6.7 -29.9%
2646720Q1014 スピラゾンローション0.3% 8.7 6.7 -29.9%
3334402A1053 ヘパリンNa透析用250U/mL「NS」20mL 5千U 114 88 -29.5%
6132015F1053 セフジトレンピボキシル錠100mg「サワイ」 37.7 29.3 -28.7%
6132015F1061 セフジトレンピボキシル錠100mg「トーワ」 37.7 29.3 -28.7%
6132015F1070 セフジトレンピボキシル錠100mg「日医工」 37.7 29.3 -28.7%
6132015F1088 セフジトレンピボキシル錠100mg「OK」 37.7 29.3 -28.7%
3311402P5022 テルモ生食TK 50mL 178 140 -27.1%
3119001M1020 チガソンカプセル10 10mg 343.7 272.7 -26.0%

 

これから月末に向けて、新薬価を踏まえて上手に在庫コントロールを頑張ってください。

 

新薬価の一覧はこちらからどうぞ ↓

pharmalabo.hatenablog.com

 

 

 

【ダウンロード】2022年4月薬価引下げ率リスト

2022年度診療報酬改定に伴う薬価改定について、診療報酬情報提供サービスに掲載されたデータを基に薬価引下げ率リストを作成しました。

今回のソースは、以下の通りです。

  • レセ電コード・医薬品名・薬価情報(診療報酬情報提供サービス)
  • YJコード情報(Medis-DC:医薬品HOTコードマスター)
  • 後発品情報&代替可能な基礎的医薬品情報(厚労省:薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和4年4月1日以降))

 

今年は、昨年同様後発医薬品に係る情報と、新たに基礎的医薬品(先発品でも後発品でもない医薬品)のうち後発品同様に変更調剤が可能なものの情報を加えました。

後発品情報
0(空欄):基礎的医薬品
1:後発品のない先発品
2:後発品のある先発品
3:後発品
☆:後発品より薬価が同額以下の先発品
★:先発品より薬価が同額以上の後発品

【後発医薬品と同様に変更調剤が認められる基礎的医薬品等の一覧について】
基礎的医薬品であって、それらが基礎的医薬品に指定される以前に変更調剤が認められていたもの(「診療報酬における加算等の算定対象となる後発医薬品」等)については、従来と同様に変更調剤を行うことができます。

フィルタで絞り込んで並べ替えをしたり、いろいろ加工して利用してください。

※利活用の方法について、「こんなふうにしたいけれど、どう処理すればいいか分からない…」という場合はコメントをお寄せください。

 

 

2022年4月薬価引下げ率リスト.xlsx

 

※Microsoft の onedrive を利用しています。ブラウザでExcel様式のファイルが開きますので、ツールバーにある「ダウンロード」ボタンでお使いのPCにダウンロードしてください。(Windowsの場合ダウンロードフォルダに保存されていると思います)

ダウンロードしたファイルは「編集を有効」にすれば加工ができます。

 

みなさんの薬局で採用している採用品リストから

  • A列:医薬品コード(レセプト電算コード・9桁数字)
  • B列:YJコード(個別医薬品コード・12桁英数字)
  • C列:薬価基準コード(厚労省コード・12桁英数字)

のいずれかを「自店リスト」シートに貼り付ければ「20220401」シートの各列に色が付きます(条件付き書式設定をしています)。

A~C列の▼マークで「セルの色で並べ替え」又は「色フィルター」を選択すれば、あなたの薬局の採用品のみの薬価改定リストができあがります。

 

処方箋の交付日に誤りがある場合の取り扱いについて

久しぶりに記事を書いています。

 

日経DIで次のようなコラムを見て、なんかすっきりしないのでまとめてみようと思います。

medical.nikkeibp.co.jp

 

要約すると、

期限切れの(正確には使用期間を過ぎた)処方箋は紙切れと言われ、期限切れ処方箋に対しての「疑義照会」はできないし、ましてや処方箋使用期間の延長はできないので、医療機関で再交付してもらうしかない。

しかし、交付年月日の記載に誤りがある場合もあったりするので、杓子定規的なルール運用をするだけではなく、あくまで患者に寄り添った対応をしたいものです。

といったところでしょうか。

 

この問題の本質は、杓子定規的なルール運用の是非ではなく、

処方箋交付日の記載誤りによって使用期間を超過した処方箋の取り扱いについて

ということではないでしょうか。

 

この処方箋の「本当の」交付日はいつなのか、が重要なはずです。

つまり処方箋の交付年月日欄には「令和3年2月6日」と記されていても、医療機関が実際に患者さんに交付した日が「令和3年9月16日」だったとすると、この処方箋の交付日は「令和3年9月16日」だということです。

 

このようなケースは数年に1回くらいありますよね。

 

薬剤師がすべきことは、
処方箋交付日の記載誤りが考えられると思ったら、

  1. 医療機関に連絡し、当該処方箋について交付年月日を確認する
  2. 確認できた交付日に基づいて通常通り調剤を行う
  3. 処方箋・調剤録・薬歴に交付日の誤りを確認したことを記録する

ということではないでしょうか。

交付日を確認できたけど、既に4日を過ぎている場合もあるかもしれません。その場合は残念ながら期限切れ処方箋としての扱いをせざるを得ないですよね。

 

日経DIの記事では、結局どのように処理をするのが正解なのかも書かれていなかったので、この記事が参考になるとうれしいです。

2021年4月新薬価告示!在庫絞るべきリスト

2021年4月からの新薬価が3月5日に告示され、同日夜に診療報酬情報提供サービスのサイトに掲載されました。

 

薬価基準に係る医薬品の一覧はこのサイトから入手するのがベストだと思います。くわしくはこちら 

pharmalabo.hatenablog.com

 

今後は毎年薬価改定となりますので、薬価改定対応とか対策は「いつも通り」に対応できるようにしておく必要がありますね。

3月末に棚卸を控えている薬局が多いと思いますが、どの品目を絞るべきなのか、また、買い溜めしておくとよさそうな品目はどれか、などを検討するスケジュールをあらかじめ策定しておくといいでしょう。

 

それでは2021年薬価改定の中身を見ていきましょう。。

薬価引下げ率影響上位品目

今回の改定で25%以上の引下げとなったのが、349品目あります。

更に単位薬価(旧薬価)が100円以上で絞り込むと、63品目になります。

引下げ率の降順だと次のようになります。

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価収載CD 薬価引下げ率
ドネペジル塩酸塩錠5mg「TSU」 71.8 128.6 1190012F2103 44.17%
オランザピン細粒1%「サワイ」 57.5 102.4 1179044C1014 43.85%
オランザピン細粒1%「日医工」 57.5 102.4 1179044C1014 43.85%
メマンチン塩酸塩錠20mg「KN」 92 163.6 1190018F3018 43.77%
メマンチン塩酸塩錠20mg「アメル」 92 163.6 1190018F3018 43.77%
メマンチン塩酸塩錠20mg「オーハラ」 92 163.6 1190018F3018 43.77%
メマンチン塩酸塩錠20mg「ニプロ」 92 163.6 1190018F3018 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「KN」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「YD」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ZE」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「アメル」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「オーハラ」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「杏林」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ケミファ」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「サンド」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「武田テバ」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「日医工」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ニプロ」 92 163.6 1190018F6017 43.77%
レボフロキサシン錠500mg「F」 (レボフロキサシンとして) 67.4 114.5 6241013F3019 41.14%
レボフロキサシン錠500mg「ZE」 (レボフロキサシンとして) 67.4 114.5 6241013F3019 41.14%
レボフロキサシン錠500mg「ニットー」 レボフロキサシンとして 67.4 114.5 6241013F3019 41.14%
レボフロキサシン錠500mg「明治」 (レボフロキサシンとして) 67.4 114.5 6241013F3019 41.14%
レボフロキサシン粒状錠500mgモチダ(レボフロキサシンとして) 67.4 114.5 6241013F7014 41.14%
フルコナゾールカプセル50mg「F」 145 244.1 6290002M1011 40.60%
フルコナゾールカプセル50mg「サンド」 145 244.1 6290002M1011 40.60%
フルコナゾールカプセル50mg「タカタ」 145 244.1 6290002M1011 40.60%
バラシクロビル錠500mg「F」 112.4 184.5 6250019F1071 39.08%
ドネペジル塩酸塩錠10mg「日医工」 89.5 146.7 1190012F5013 38.99%
ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「日医工」 89.5 146.7 1190012F6010 38.99%
オザグレルNa点滴静注液20mg「ケミファ」 1mL 237 387 3999411A3010 38.76%
ビカルタミド錠80mg「TCK」 151.2 234.8 4291009F1012 35.60%
ビカルタミド錠80mg「アメル」 151.2 234.8 4291009F1012 35.60%
ビカルタミド錠80mg「サンド」 151.2 234.8 4291009F1012 35.60%
オキサリプラチン点滴静注液50mg/10mL「ケミファ」 4833 6832 4291410A1037 29.26%
オキサリプラチン点滴静注液50mg/10mL「ホスピーラ」 4833 6832 4291410A1061 29.26%
オキサリプラチン点滴静注液50mg「NK」 10mL 4833 6832 4291410A1096 29.26%
オキサリプラチン点滴静注液50mg「日医工」 10mL 4833 6832 4291410A1134 29.26%
オキサリプラチン点滴静注液50mg/10mL「KCC」 4833 6832 4291410A1150 29.26%
リセドロン酸Na錠17.5mg「ファイザー」 123.7 174.2 3999019F2014 28.99%
ボセンタン錠62.5mg「JG」 866.9 1219.3 2190026F1014 28.90%
ボセンタン錠62.5mg「モチダ」 866.9 1219.3 2190026F1014 28.90%
スマトリプタン錠50mg「SN」 166.9 234.2 2160003F1014 28.74%
スマトリプタン錠50mg「マイラン」 166.9 234.2 2160003F1014 28.74%
イマチニブ錠100mg「TCK」 301.1 419.4 4291011F1010 28.21%
イマチニブ錠100mg「ファイザー」 301.1 419.4 4291011F1010 28.21%
オムニパーク300注150mL 64.71% 5058 7015 7219415H6030 27.90%
レトロゾール錠2.5mg「KN」 103.1 142.9 4291015F1018 27.85%
アナストロゾール1mg錠 74.1 102.2 4291010F1015 27.50%
アナストロゾール錠1mg「サンド」 74.1 102.2 4291010F1015 27.50%
アナストロゾール錠1mg「マイラン」 74.1 102.2 4291010F1015 27.50%
ナルフラフィン塩酸塩2.5μgカプセル 220.1 302.8 1190015M1010 27.31%
ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「BMD」 220.1 302.8 1190015M1010 27.31%
ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「YD」 220.1 302.8 1190015M1010 27.31%
オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「ケミファ」 16609 22504 4291410A3048 26.20%
オキサリプラチン点滴静注液200mg「NK」 40mL 16609 22504 4291410A3080 26.20%
オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「ホスピーラ」 16609 22504 4291410A3153 26.20%
カルテオロール塩酸塩点眼液1%「ニッテン」 78.7 106.5 1319701Q1013 26.10%
メマンチン塩酸塩OD錠15mg「TCK」 95.7 128.5 1190018F7021 25.53%
メマンチン塩酸塩OD錠15mg「クラシエ」 95.7 128.5 1190018F7030 25.53%
メマンチン塩酸塩OD錠15mg「ケミファ」 95.7 128.5 1190018F7048 25.53%
メマンチン塩酸塩OD錠15mg「サンド」 95.7 128.5 1190018F7056 25.53%
メマンチン塩酸塩OD錠15mg「日新」 95.7 128.5 1190018F7064 25.53%
リザトリプタンOD錠10mg「ファイザー」 155.8 208.6 2160006F2014 25.31%

 

オムニパーク以外はジェネリックですね。昨年発売されたメマンチン塩酸塩関連のGEが多いですが、よく見ると全メーカーが同率の引き下げとなっていないことが分かります。

ちなみにメマンチン塩酸塩20mg錠だけで見てみると、現薬価163.6円に対して

新薬価①92円

メマンチン塩酸塩錠20mg「KN」
メマンチン塩酸塩錠20mg「アメル」
メマンチン塩酸塩錠20mg「オーハラ」
メマンチン塩酸塩錠20mg「ニプロ」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「KN」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「YD」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ZE」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「アメル」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「オーハラ」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「杏林」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ケミファ」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「サンド」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「武田テバ」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「日医工」
メマンチン塩酸塩OD錠20mg「ニプロ」

新薬価②133.4円

上表以外のメーカー

 

新薬価①の銘柄を採用している薬局は「残念でした~」ということなのですが、なんだか腑に落ちませんね。ただ、患者さんにとってはうれしいことなので、是非アピールしてください。

1日当たり薬剤料が40円違いますので、1割負担の患者さんで30日分だと、120円安くなりますね。(40円/日x30日x10%=120円)

う~ん、それにしてもジェネリックの採用もなかなか難しいですね。

 

 

先発品薬価引下げ影響上位品目

注射剤を除く先発品の改定率を見てみましょう。

薬価が変わらないものは約750品目、薬価が下がるものは約2000品目あります。

引下げ品目のうち単位薬価が100円以上で絞り込むと、約800品目。

引下げ率で見ると、10%以上の引き下げとなるのが177品目です。その上位を下表に示します。

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価収載CD 薬価引下げ率
パリエット錠20mg 136.2 162.4 2329028F2020 16.13%
パリエット錠10mg 72.7 86.1 2329028F1023 15.56%
フェマーラ錠2.5mg 389.1 459.1 4291015F1026 15.25%
ブイフェンド錠50mg 654.6 766.7 6179001F1023 14.62%
パリエット錠5mg 41.7 48.5 2329028F3026 14.02%
ネオーラル10mgカプセル 72.9 84.7 3999004M3021 13.93%
ルボックス錠75 75mg 56.3 65.4 1179039F3039 13.91%
フリバス錠75mg 89.8 104.2 2590009F3023 13.82%
フリバスOD錠75mg 89.8 104.2 2590009F5026 13.82%
ネオーラル50mgカプセル 269.3 312.3 3999004M5024 13.77%
ノルバデックス錠10mg 88.6 102.3 4291003F1163 13.39%
ブイフェンド錠200mg 2075.9 2393.7 6179001F2020 13.28%
ネオーラル25mgカプセル 157.6 181.7 3999004M4028 13.26%
アイピーディカプセル50 50mg 25.6 29.4 4490016M1023 12.93%
アイピーディカプセル100 100mg 29 33.3 4490016M2020 12.91%
シングレア錠5mg 111.1 127.5 4490026F3039 12.86%
カソデックス錠80mg 518.6 594.8 4291009F1039 12.81%
カソデックスOD錠80mg 518.6 594.8 4291009F2027 12.81%
セルセプトカプセル250 250mg 190.1 217.8 3999017M1026 12.72%
ミラペックスLA錠1.5mg 361.7 413.5 1169012G2024 12.53%
ミラペックスLA錠0.375mg 106.2 121.4 1169012G1028 12.52%
シングレアチュアブル錠5mg 137.1 156.7 4490026F1052 12.51%
イルベタン錠200mg 122.5 139.9 2149046F3034 12.44%
ノルバデックス錠20mg 173.5 198.1 4291003F2054 12.42%
アロマシン錠25mg 300 342.3 4291012F1022 12.36%
レベトールカプセル200mg 420.4 479.2 6250022M1021 12.27%
アリセプト錠10mg 368.3 419.6 1190012F5021 12.23%
アリセプトD錠10mg 368.3 419.6 1190012F6028 12.23%
アレジオンドライシロップ1% 56 63.8 4490014R1021 12.23%
アルファロールカプセル3μg 77.5 88.1 3112001M4037 12.03%
ネオーラル内用液10% 633.2 719.7 3999004S2032 12.02%

パリエット錠、免疫抑制系、抗ガン剤系などの影響が大きそうです。

 

薬価引上げ品目

一方、今回の改定で引上げとなったのは、19品目のみです。昨年の改定では561品目あったので随分少ないですね。診療報酬改定の谷間の薬価改定だからでしょうか。。

全部見てみましょう!

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価収載CD 薬価引下げ率
ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」 8 7.9 1149019F1587 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「トーワ」 8 7.9 1149019F1625 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「ツルハラ」 8 7.9 1149019F1633 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「KN」 8 7.9 1149019F1641 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「日新」 8 7.9 1149019F1676 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「TCK」 8 7.9 1149019F1706 -1.27%
ロキソプロフェンNa錠60mg「武田テバ」 8 7.9 1149019F1730 -1.27%
サリチル酸ナトリウム・ジブカイン配合5mL注射液 62 61 1149503A1016 -1.64%
タイオゼット注5mL 62 61 1149503A1016 -1.64%
ジカベリン注5mL 62 61 1149503A1016 -1.64%
トリクロルメチアジド錠2mg「イセイ」 6.2 6.1 2132003F1419 -1.64%
トリクロルメチアジド錠2mg「SN」 6.2 6.1 2132003F1478 -1.64%
カリジノゲナーゼ錠25単位「アメル」 5.9 5.7 2491001F5161 -3.51%
カリジノゲナーゼ錠25単位「トーワ」 5.9 5.7 2491001F5196 -3.51%
カルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「ツルハラ」 5.9 5.7 3321002F2439 -3.51%
カルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「トーワ」 5.9 5.7 3321002F2447 -3.51%
オフロキサシン100mg錠 49 21.2 6241006F1016 -131.13%
オフロキサシン錠100mg「ツルハラ」 49 21.2 6241006F1016 -131.13%
オフロキサシン錠100mg「テバ」 49 21.2 6241006F1016 -131.13%

 

 ロキソプロフェン錠がありますが、7.9円が8円にって…意味あるんですかね?
1日3錠の薬価が、現薬価 23.7円⇒薬剤料だと20円、新薬価 24円⇒薬剤料だと20円

薬価が微増した分、納入価も微増するとしたら、薬局にとってはダメージとなりますが、元の薬価が安いので大きな影響はないでしょう。

オフロキサシン100mg錠については、昨年の改定で「JG」「サワイ」が約4倍に引き上げられたのに対して、「ツルハラ」「テバ」が引き下げられていました。

タリビッド錠を含むオフロキサシン錠の薬価は次の通り。

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価収載CD 薬価引下げ率
オフロキサシン錠100mg「JG」 49 82.8 6241006F1016 40.82%
オフロキサシン錠100mg「サワイ」 82.8 82.8 6241006F1040 0.00%
タリビッド錠100mg 82.8 82.8 6241006F1121 0.00%
オフロキサシン100mg錠 49 21.2 6241006F1016 -131.13%
オフロキサシン錠100mg「ツルハラ」 49 21.2 6241006F1016 -131.13%
オフロキサシン錠100mg「テバ」 49 21.2 6241006F1016 -131.13%

 

ちなみにオフロキサシン錠(タリビッド錠含む)は基礎的医薬品という扱いになり、先発品・後発品には区分されませんので合わせて確認しておきたいですね。
銘柄指定処方を他銘柄に変更調剤するには疑義照会が必要になります。近隣処方元には一般名(局方名)での処方をお願いしておきましょう。

 

薬価変わらないのは約10,800品目

そして、今回薬価が変わらなかった品目が約10,800品目ありました。

 

 

薬価引下げ率リストのダウンロードはこちらのページからどうぞ。 

今年はリストに、厚労省ホームページにある後発品情報(0:基礎的医薬品、1:後発品のない先発品、2:後発品のある先発品、3:後発品、☆:後発品より薬価が同額以下の先発品、★:先発品より薬価が同額以上の後発品)を追加しました。

 

pharmalabo.hatenablog.com

 

【ダウンロード】2021年4月薬価引下げ率リスト

2021年度診療報酬改定に伴う薬価改定について、診療報酬情報提供サービスに掲載されたデータを基に薬価引下げ率リストを作成しました。

今年はリストに、厚労省ホームページにある後発品情報(0:基礎的医薬品、1:後発品のない先発品、2:後発品のある先発品、3:後発品、☆:後発品より薬価が同額以下の先発品、★:先発品より薬価が同額以上の後発品)を追加しました。

 

2021年4月薬価引下げ率リスト.xlsx

 

※Microsoft の onedrive を利用しています。ブラウザでExcel様式のファイルが開きますので、ツールバーにある「ダウンロード」ボタンでお使いのPCにダウンロードしてください。(Windowsの場合ダウンロードフォルダに保存されていると思います)

ダウンロードしたファイルは「編集を有効」にすれば加工ができます。

 

みなさんの薬局で採用している採用品リストから医薬品コード(レセプト電算コード・9桁数字)を「自店リスト」シートのA列に貼り付ければ一覧「20210401」シートの医薬品コード列に色が付きます(条件付き書式設定をしています)。

医薬品コード列の▼マークで「セルの色で並べ替え」又は「色フィルター」を選択すれば、あなたの薬局の採用品のみの薬価改定リストができあがります。

 

こちらもどうぞ。。。 

新型コロナウイルス:「0410対応」と薬局の対応まとめ

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、いわゆる電話診療や電話服薬指導の時限的解禁措置が、2月28日、3月19日の事務連絡に続き、4月10日に「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて」が更新通知という形で発出されています。

 

 2月28日当初は、病院に来て新型コロナウイルス感染してしまうことを防止する観点で、かかりつけの医療機関で既に処方されている薬(いわゆる定期薬)のみであれば、電話等で診療後、薬局で薬を交付するか電話等で服薬指導を受けて薬を送付することが認められました。https://www.mhlw.go.jp/content/000602426.pdf

pharmalabo.hatenablog.com

 

続いて、3月19日の事務連絡では、定期薬のほかに「発症が容易に予測される症状の変化に対する処方について」という事項が追加され、これまで処方されていない薬でも処方が可能になりました。また、新型コロナウイルス感染症患者に対しては、無症状や軽症の人が自宅などで療養する場合に限り処方が可能ということになりました。

新型コロナウイルスへの感染を疑う患者の診療に関しては、引き続き対面診療が必要とされていました。https://www.mhlw.go.jp/content/000611278.pdf

 

そして3月下旬から首都圏でも感染拡大の影響が大きくなってきたこともあり、初診患者に対しても電話等診療を認めるべきという声が各所から相次いだことで、4月7日に閣議決定された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」のなかで、『電話等診療が希望する患者によって活用されるように制度を見直す』とされたことを受け、4月10日に「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて」が発出されました。https://www.mhlw.go.jp/content/000620995.pdf 

この事務連絡では、初診の患者であっても医師の判断で電話等診療が認められ、対面診療で交付された処方箋の調剤においても電話等服薬指導が可能となりました。また、新型コロナウイルス感染症患者のうち、自宅療養又は宿泊施設で療養している患者に対しても電話等診療・服薬指導を実施できる規定が加わりました。

ただ、初診患者に対しては、処方に際しいくつかの制限が設けられています。

 

(ページ下部にダウンロードリンクがあります)======

sponsored Link

 

 

★医科について

処方できる薬剤について

初診から電話等診療を行う場合や、2回目以降の診療だがまだ対面診療を未実施の場合(つまり、初診からずっと電話等診療しかしていない場合)には、

  • 麻薬・向精神薬の処方ができない

となっています。

基礎疾患などが把握できていない場合

初診から電話等診療を行う場合や、2回目以降の診療だがまだ対面診療を未実施の場合で、カルテなどで患者の基礎疾患などの情報が把握できていない場合は、

  • 処方日数は7日を上限とする
  • 麻薬・向精神薬に加えて、特に安全管理が必要な医薬品(いわゆる「ハイリスク 薬」)は処方できない
  • 院外処方の場合は、基礎疾患を把握できていない旨を備考欄に記載

となっています。

受給資格などの確認について

初診から電話や情報通信機器を用いた診療を実施する場合の留意点として、

  • 初診から電話や情報通信機器を用いて診療を行うことが適していない症状や疾病等、生ずるおそれのある不利益、急病急変時の対応方針等について、医師から患者に対して十分な情報を提供し、説明した上で、その説明内容について診療録に記載する
  • 対面で診療を行う場合と比べて、患者の身元の確認や心身の状態に関する情報を得ることが困難であり、患者のなりすましの防止や虚偽の申告による処方を防止する観点から、患者の受給資格や医師資格を画面を通じて又はFAXでコピーを送付するなどにより双方確認することが望ましい
等となっています。

実施状況の報告

初診から電話等診療を行った場合や、2回目以降の診療だがまだ対面診療を未実施の場合に、医療機関は所在地の都道府県に毎月報告を行うこととなり、各都道府県は管下の医療機関における毎月の実施状況をとりまとめ、厚生労働省に報告を行うことと規定されました。

この報告義務は、政策がどの程度実効性を伴っているかを把握するための措置と考えられます。 

患者が電話等服薬指導を希望する場合

患者が、薬局において電話や情報通信機器による情報の提供及び指導を希望する場合、

  • 処方箋の備考欄に「0410 対応」と記載
  • 薬局にファクシミリ等により処方箋情報を送付すること。その際、医師は診療録に送付先の薬局を記載する
  • 医療機関は、処方箋原本を保管し、処方箋情報を送付した薬局に当該処方箋原本を送付する

といった規定となっています。ここで重要なのは、電話等診療か対面診療かに関わらず「0410対応」とできることです。

患者が電話等服薬指導を希望しない場合

患者が電話等服薬指導を希望しない場合については何も書かれていません。

「電話診療→薬局来局して受け取り」の場合は、0319通知では「電話再診」などの文言を処方箋備考欄に記載していたのでそのまま対応している医療機関が多いようです。

日薬からは、「0410対応」の処方箋であって、電話等服薬指導を実施した患者であっても調剤した薬剤を送付(従業員による配達または配送業者による送付)した場合のみ、レセプトの摘要欄に「0410対応」と記載するようにと通達を出しています。

要は、閣議で決定した政策がどれくらい実施されているかを把握したいんでしょうね。

 

sponsored Link

 

 

★薬局について

処方箋の取り扱いについて

「0410対応」とされたFAX処方箋を受信した場合、薬局は

  • 処方箋原本を入手するまではFAX処方箋を薬剤師法及び薬機法上の処方箋とみなして調剤する
  • 処方箋原本入手後はFAX処方箋とともに保管

することになります

電話等服薬指導の実施について

全ての薬局において、
薬剤師が患者、服薬状況等(薬歴、お薬手帳、他薬局からの情報、医師の診療情報、患者からのヒアリング情報)に関する情報を得た上で可能と判断すれば可とされました。
  • 「0410対応」の処方であっても、来局の上対面での服薬指導でも構わない
  • 「0410対応」ではなく処方箋原本が持ち込まれた場合でも電話等で服用指導を実施することも可能
  • 吸入薬や注射薬に関しては、患者、服薬状況等に関する情報に加え、医師による指導の状況患者理解に応じて可能と判断した場合にのみ実施可

当該患者に初めて調剤した薬剤に係る指導

薬剤師は患者の服薬アドヒアランスの低下等を回避して薬剤の適正使用を確保するため、調剤する薬剤の性質や患者の状態等を踏まえ、

  1. 必要に応じ、事前に薬情をFAXなどしてから服薬指導する
  2. 必要に応じ、薬剤交付時(配送後速やかに)再度服薬指導等を行う
  3. 服用期間中に服薬状況の把握や副作用を確認
  4. 上記で得られた患者の服薬状況等の必要な情報を処方医にフィードバックする

こととされました。3,4は必須と考えていいでしょう。処方医にフィードバックした場合は要件を満たすようにして、服薬情報等提供料2(20点)をぜひ算定しましょう!!

薬剤の配送

0228通知や0319通知では、薬局と患者の合意に基づいて行うとされていた薬剤の配送についても規定されました。

  • 品質の保持や確実な授与ができる方法(書留郵便等)で授与し、電話等で患者が受領したことを確認
  • 品質保持に注意を要する薬剤、または早急に授与する必要がある薬剤の場合は、スタッフによる配達、来局を求めるなど工夫する

電話等服薬指導の実施に関する周知について

薬局内への掲示やホームページへの掲載等を通じて事前に医療機関関係者や患者等に周知する、という規定が設けられました。その内容は、
  1. 服薬指導等で使用する機器
  2. 処方箋の受付方法(FAX、メール、アプリケーションなど)
  3. 薬剤の配送方法
  4. 支払い方法(代金引換サービス、クレジットカード決済等)
  5. 服用期間中の服薬状況の把握に使用する機器

となっています。

 

sponsored Link

 

 

いかがでしょうか。だいぶ整理されたのではないでしょうか。

今回の記事内容を一覧にしたもの(PDFファイル)をこちらからダウンロードできます。 pharmalabo.hatenablog.com

 

 

 

【ダウンロード】0410対応のまとめ

新型コロナウイルス対策で様々な通知が出ていますが、4月10日に発出された事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて」の内容を、主なものについてPDFファイルにまとめてみました。

 

f:id:ashomopapa:20200524164807p:plain

ダウンロードはこちら

 

※内容については、各薬局においても十分に確認して頂き、ご利用ください。

 

 

 

薬局内の新型コロナウイルス感染防止策どうしてますか?

3月の新薬価告示からの在庫削減、4月の診療報酬改定対策と同時進行で新型コロナウイルス対応に追われて、なかなか大変な日々を過ごされているのではないでしょうか。

 

私の薬局でも最低限の改定対応をしながら、専らコロナ対策で防護具の調達や、感染防止の手順書を作成したりとなかなか大変でした。

 

この間に、いわゆる「0410通知」と呼ばれる電話診療及び服薬指導に係る通知が出ています。更に4月30日の補正予算成立を受けて、「薬剤交付支援事業」が開始されました。

 

今回は、やっと感染防止の手順作成を終えたところですし、ネット上に具体的な薬局の感染防止対策がまだそれほど見当たらないので、私の薬局の感染防止策について少し紹介しようと思います。

 

 

店舗の対応

まず、誰もが新型コロナウイルス保有の可能性があることを考慮し、標準予防策(サージカルマスクの着用手指消毒の徹底)を最低限のお約束とするとともに、下記項目を実施することとしました。。

マスクの着用

就業時間内は、必ずサージカルマスク(フィルター機能付き不織布マスク)を着用

※着脱の際には手指消毒を実施し、マスクによる汚染がないように注意が必要です

※日本環境感染学会のホームページでも医療従事者はサージカルマスクを着用すべき旨の記載があります。サージカルマスクでないマスクでは、その後濃厚接触者(中リスク・高リスク)と判定されてしまいます。

手指消毒の徹底

石鹸での手洗い、もしくは消毒用エタノールでの手指消毒をこまめに実施することとしました。手洗いはそんなにしょっちゅうできないので基本は消エタですね。

 具体的な実施タイミングも決めました。

《スタッフ》

  • 投薬前後
  • 金銭授受時
  • レセコン入力後
  • 分包作業前
  • 他、お薬手帳やOTC等などの物品授受時
  • 特に感染性疾患の患者対応後は、必ず実施する。
  • 在宅業務ほかで社用車使用時、乗車前、降車時
  • 個人宅到着後屋内玄関に入った時、および屋外退出後
  • 施設訪問時は施設の方針に従う
  • 帰宅時玄関内で靴を脱ぐ前

《患者》

  • 薬局入り口に手指消毒用アルコールなどを設置し、使用の呼びかけを表示

※マスクの着脱や手洗い・手指消毒についてはイラストで手順を示し、全員が正しい手順・方法で実施できるようにしました。

 

清掃

消毒用エタノールや0.05%の次亜塩素酸ナトリウム含有のペーパータオルなどで、不特定多数の者が触る以下のような場所を、定期的に最低でも1日3回以上(できるだけ1時間ごとに)は清拭消毒・水拭きを行う。

  • 自動ドアのドアボタン
  • 初回アンケート用のクリップボードとボールペン(患者が使用の都度)
  • 釣銭皿
  • クレジットカード端末
  • トイレなどのドアノブ、便座、温水洗浄リモコン、トイレット紙ホルダーなど
  • ソファ
  • 投薬カウンター、受付カウンター
  • 洗面所の蛇口、ハンドソープ周り、ゴミ箱付近など
  • 飛沫防止シート
  • レジ周辺(タッチパネル、キーボード、クレジット端末、電卓など)
  • PC周辺(レセコン、業務用PC、電子薬歴PCなどのマウス、キーボードなど)
  • iPad及び周辺機器、店舗携帯電話
  • 調剤備品(ホチキス、テープのり、定規、各種スタンプ、裁断台、調剤トレイ・カゴなど)
  • 患者向けの血圧計や雑誌・リーフレット、血圧手帳などは片づけて、患者同士が物を共有(一度触ったものを元の場所に戻す)しないように留意する

※機器類の消毒の際には直接スプレーしないように注意しましょう!

※次亜塩素酸ナトリウム使用時はゴム手袋をして換気にも注意すること。また噴霧はしない。金属には使用しない。

※0.05%=500mLのペットボトルの水に、原液(5%の場合)を5mL(ペットボトルキャップ1杯分)を薄める(希釈した消毒液は当日中に使用する)

 

ペーパータオルに消毒液をスプレーして、そのペーパータオルで清拭するときには、タオルの全面にスプレーしないと意味がないことも現場に周知しておくといいと思います。ニュースなどで飲食店などの店員さんたちがテーブルや椅子を清拭している映像が映るのですが、タオルの中心部にだけスプレーしてタオル全面を使って清拭しても不十分ですよね。。。

 

換気(密閉回避)

店内(休憩室含む)の開放可能な窓を1回数分程度全開にする。

換気回数は最低でも30分に1回以上実施。

※風が吹き抜けるように複数方向の窓を開けることが有効。ただし、風が強く吹き込む場合は適宜窓を閉める。

※外から投薬カウンター又は調剤室に風が強く吹き込まないように、窓の開放具合を調整する⇒調剤室内はどうしても「密」になってしまうので、換気をしながらも外部から空気が流れ込まないような工夫が必要かと。。

 

待合室(密集・密接回避)

  • 椅子の間隔を1m以上離す。(長椅子などの場合は座る位置を明示する)
  • 待合では大きな声での会話を控えるように、掲示をしておく
  • 待合室が混雑しそうなら、処方箋をお預かりしたら駐車場の車内で待ってもらう
  • その場合は呼び出しのため携帯電話番号を伺う
  • 待合室の密集・密接防止対応の周知のため、薬局入り口に掲示を行う

《発熱や呼吸器症状がある患者に対して》

  • すぐに薬局の店内に入るのではなく、まず電話連絡をするように掲示しておく
  • その他の患者が店内にいなくなったタイミングで薬局から電話をして呼び出す
  • 待合での待機場所を指定するなど、その他の患者と一定の距離を保てるように配慮

※患者からの申告がなく、受付の際に初めて熱等患者であることが判明することも想定されるため、当該患者に穏やかに車内待機を促すなど毅然と冷静に対処することも大切ですね。

休憩室など(密集・密接回避)

  • 就業中・休憩中を問わず、従業員同士できるだけ離れて密接を避ける
  • 休憩室利用時は窓を開け換気を図る
  • 可能な限り時間をずらして休憩室を利用する
  • 同時に休憩する場合は、対面(正面)の位置ではなく斜めの位置で座る
  • POPスタンドとクリアファイルを利用してテーブルの中央にパーテーションを設ける(特に複数人で食事をとる際)

※マスクを外す際にはマスク表面が汚染されているとして、周りが汚染しないように注意して扱い、再着用までの間の保管の仕方に注意が必要ですね。また着脱の際には手指消毒を徹底することを忘れないようにしましょう。

 

 

患者服薬指導における対応

来局した患者が、後に新型コロナウイルス感染症患者であることが判明した場合であっても、原則として以下に示す対応を適切に実施できていれば濃厚接触者には該当しないこととされているため、各従業員とその家族の健康を守るためにも、薬局が薬剤供給という社会的使命を果たすため営業を継続するためにも、以下の対応を遵守することとしました。

発熱や呼吸器症状などを呈している感染症が疑われる患者さん(感染症疑い患者)

  • 直接応対するスタッフは、標準予防策に加えて、飛沫予防策および接触予防策を実施すること ※長袖ガウン(なければビニールエプロン+アームカバー)、手袋、フェイスシールド(なければゴーグルまたはメガネ)などの個人防護具を装着する
  • 個人防護具を着用中または脱衣時に目・鼻・口の粘膜に触れないように注意し、着脱の前後で手指消毒を実施すること
  • 原則駐車場車内での投薬対応として、直接応対するのは薬剤師1名とする(雨天などで1名での対応が困難な場合は、薬剤師または事務スタッフが応対に加わることとする)
  • 直接応対する可能性のあるスタッフを予め決めておき、個人防護具の正しい着脱方法についてあらかじめ習熟しておく(社員である薬剤師、事務スタッフを原則とする)
  • 対応に携わった薬局の薬剤師等の状況について、職員名、個人防護具の状況、応対時間などを薬歴に記録しておく(後に、濃厚接触者かどうかの判定材料となる)
  • 感染症疑い患者であることのみをもって調剤の求めを拒否することはできない
  ※全体の対応のフロー図を別紙にまとめて周知しました。

現時点では感染症の疑いがない患者さん(一般患者)

  • 標準予防策(サージカルマスクの着用、手指衛生の徹底)を実施する
  • 手指消毒をしていない手で目・鼻・口の粘膜に触れないように注意する

《手指消毒の実施タイミング》

  • マスク着脱の前後
  • 投薬後または金銭授受を終えた後
  • レセコン入力、患者手帳確認、保険証確認などの作業後(患者ごとに実施することが望ましい)

 あとは、マスクをしていない患者さんにマスク着用を促すか、スタッフ用のマスクを1枚販売する形で提供するなども必要かもしれませんね。

 

従業員の健康管理及び就労に関する対応

全ての従業員に、体調不良による就業制限の可能性があることを踏まえ、管理薬剤師は、各従業員が主となって担当している業務(施設調剤、個人在宅、往診同行、発注(医薬品・OTCほか)、レセプト処理など)について副担当者を選定し、できる限り速やかに業務内容を共有しておくことが必要です。

朝の検温記録の実施

全職員が出勤前に検温し、店舗の記録用紙に記録する。

 

従業員に、以下の症状が出た場合の対応

 ⅰ.発熱の他比較的軽い風邪様の症状(熱、咳、痰、咽頭痛など)

 ⅱ.倦怠感

 ⅲ.味覚または嗅覚の異常

 ⅳ.その他の症状での不調

(5月に入り受診の目安となる症状が変更されたので、それに合わせました) 

出勤について

ⅰ~ⅲの場合:出勤せず、管理薬剤師へ報告し、管理薬剤師より本部へ報告する。

ⅰの状態が4日以上続く場合は必ず、また数日続く場合でも帰国者・接触者相談センターに連絡すること。

ⅱ~ⅲの症状がひどい場合は速やかに帰国者・接触者相談センターに連絡すること

ⅳの場合:管理薬剤師へ報告し、出勤について相談する。管理薬剤師は出勤可否にかかわらず本部長へ報告する。判断が困難な場合は本部長の指示を仰ぐこととしました。

 

復職時期について

ⅰ~ⅲの場合:解熱剤や対症療法の薬剤を終了して、解熱及びその他症状の消失後、概ね3日(72時間)が経過していること。

ⅳの場合:管理薬剤師は当該従業員から状況を確認し、出勤の可否を検討し、本部長へ報告・了承を得る。また、判断が困難な場合には本部長の指示を仰ぐ。

※PCR検査の対象とならなかった人の復職のタイミングについて目安を定めているような記事は見つかりませんでした。なので、おおよそ3日としてみただけなんです。。。

従業員の同居家族に、上記のⅰ~ⅳの症状が出た場合の対応

当該家族とは家庭内でできる限り密接回避するとともに、接触感染防止にも最大限配慮してください

当該家族を含め、家族全員が手指衛生励行を徹底する(家庭用の消毒用エタノールが十分にない場合は管理薬剤師と相談の上、店舗用の利用を認める)

  • 当該家族と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
  • 当該家族の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする
  • できるだけ全員がマスクを使用する
  • 全員が小まめにうがい・手洗いをする
  • 日中はできるだけ換気をする。
  • ドアの取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する
  • 汚れたリネン、衣服を他の同居者とは分けて洗濯する(体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う場合は、手袋、マスクを使用し、一般的な家庭用洗剤を使用した洗濯機を使用して、洗濯し完全に乾かします)
  • ゴミは密閉して捨てる(鼻をかんだティッシュなどにもウイルスがついています。同居者が触ると感染する可能性があるので、すぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てましょう)

県外移動等する場合の対応

原則、不要不急の外出は厳禁とする。

(従業員)医療従事者の自覚をもって行動する

  • 県外へやむを得ず行く場合は、事前に、管理薬剤師を経由して本部長の承認を得ることとする。また三密(密閉・密集・密接)回避に十分配慮するとともに、標準予防策(マスク着用・手指衛生の励行)を徹底の上行動する旨の誓約書を提出する。

なお、県外移動から帰省後出勤可能となる日までを自己都合による休日とみなします。

帰省後は速やかに県外での主な行動履歴と健康状態を管理薬剤師と本部長に報告し、出勤可否の指示を仰ぐ。

管理薬剤師は当事者と本部長と十分に連携し、他の店舗スタッフの不安を払拭するように努める。本部長はこれを支援する。

 

  • 県内で外出する場合は、三密(密閉・密集・密接)回避に注意し行動する。アルコールスプレーを携帯し、手指衛生を徹底する。 ←全スタッフに小さめの携帯スプレーを配布しています

 

(従業員の同居家族)

県外への出張や県外から家族が帰省してくるなどの場合には、管理薬剤師に事前に報告し、管理薬剤師は本部長へ報告する。

当該家族が特定警戒地域から帰省する場合には、帰省してから14日間は、「Ⅲ、3.従業員の同居家族に上記のⅰ~ⅳの症状が出た場合の対応」に準じて家庭内で行動してください。

 

各種手順のイラスト

指示が周知徹底されるために、手順などをイラスト化したいと考え、ネットから無料のものを引用して、以下の手順を周知しましたよ。

  • 手指消毒の手順
  • 手洗いの手順
  • マスクの着用手順
  • 手袋の脱着手順
  • 個人防護具の装着・脱衣の順序
  • 「距離を開けてお座りください」POP
  • 感染症疑い患者への対応フロー図

 

 

 

いかがでしょうか。皆さんの薬局でも何かしらの対応はされているとは思いますが、スタッフを濃厚接触者にしないためにも、スタッフの安心のためにもしっかり対応していきたいですね。全国の同業者の皆さん、頑張りましょう!!

 

 

 

 

 

2020年4月新薬価告示!在庫絞るべきリスト

2020年4月からの新薬価が3月5日に告示され、同日夜に診療報酬情報提供サービスのサイトに掲載されました。

 

薬価基準に係る医薬品の一覧はこのサイトから入手するのがベストだと思います。くわしくはこちら 

pharmalabo.hatenablog.com

 

3月末に棚卸を控えている薬局が多いと思いますが、どの品目を絞るべきなのか、また、買い溜めしておくとよさそうな品目はどれか、などを考察しましょう。

 

薬価引下げ率影響上位品目

今回の改定で25%以上の引下げとなったのが、227品目あります。

更に単位薬価(旧薬価)が100円以上で絞り込むと、59品目になります。

引下げ率の降順だと次のようになります。

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価基準コード 薬価引下げ率
ヒカミロンディスポ関節注25mg 1%2.5mL 406 919 3999408G1328 55.8%
イマチニブ錠100mg「TCK」 419.4 854.7 4291011F1150 50.9%
イマチニブ錠100mg「ファイザー」 419.4 854.7 4291011F1184 50.9%
エルシトニン注20S 20エルカトニン単位1mL 222 446 3999401A3024 50.2%
アルベカシン硫酸塩注射液100mg「HK」 2mL 2557 4627 6119400A2014 44.7%
アルベカシン硫酸塩注射液200mg「HK」 4mL 3221 5750 6119400A4017 44.0%
ゾビラックス錠400 400mg 92.4 160.8 6250002F2021 42.5%
イノバン注100mg 5mL 223 386 2119402A1299 42.2%
シスプラチン点滴静注液10mg「ファイザー」 20mL 895 1527 4291401A1011 41.4%
エルシトニン注10単位 10エルカトニン単位1mL 147 247 3999401A2028 40.5%
シスプラチン点滴静注液50mg「ファイザー」 100mL 3874 6399 4291401A3014 39.5%
ゲムシタビン点滴静注用1g「日医工」 4591 7502 4224403D2134 38.8%
アルベカシン硫酸塩注射液75mg「HK」 1.5mL 2726 4376 6119400A1018 37.7%
ゾレア皮下注用75mg 14768 23556 2290400D2021 37.3%
ゾレア皮下注用150mg 29104 46422 2290400D1033 37.3%
ゾレア皮下注150mgシリンジ 1mL 29147 46490 2290400G2028 37.3%
ゾレア皮下注75mgシリンジ 0.5mL 14812 23625 2290400G1021 37.3%
バンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g「日医工」 738 1177 6113400A1014 37.3%
ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「アメル」 101.2 154.6 1190012F6010 34.5%
ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「DSP」 101.2 154.6 1190012F6010 34.5%
ドネペジル塩酸塩錠10mg「DSEP」 146.7 223.8 1190012F5048 34.5%
ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「TCK」 146.7 223.8 1190012F6109 34.5%
ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「BMD」 302.8 461.7 1190015M1010 34.4%
パルミコート吸入液0.25mg 2mL 174.6 260.5 2290701G4020 33.0%
パルミコート吸入液0.5mg 2mL 234 346.8 2290701G5026 32.5%
クリスマシンM静注用1000単位 1,000単位(溶解液付) 35382 52211 6343429D8013 32.2%
乾燥濃縮人血液凝固第9因子 1,000単位(溶解液付) 35382 52211 6343429D8013 32.2%
クエチアピン細粒50%「サワイ」 188.6 278 1179042C1058 32.2%
レボホリナート点滴静注用100mg「BT」 2266 3337 3929407D2019 32.1%
エダラボン点滴静注液30mgバッグ「サワイ」 100mL 1404 2047 1190401G1085 31.4%
ケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」 3.45mg5mL 247 350 1319730Q1222 29.4%
ケトチフェン点眼液0.05%「ニッテン」 3.45mg5mL 247 350 1319730Q1389 29.4%
セフキソン静注用1g 258 365 6132419F2018 29.3%
ペグイントロン皮下注用100μg/0.5mL用 (溶解液付) 21873 30835 6399420D2028 29.1%
注射用エフオーワイ100 100mg 263 369 3999403D1221 28.7%
フルコナゾール静注液50mg「日医工」 0.1%50mL 940 1316 6290401A1013 28.6%
フルコナゾール静注50mg「NP」 0.1%50mL 940 1316 6290401A6015 28.6%
シムビコートタービュヘイラー60吸入 4252 5935.3 2290801G2025 28.4%
ヘルベッサー注射用250 250mg 2590 3595 2171405D3020 28.0%
シムビコートタービュヘイラー30吸入 2201.5 3047.7 2290801G1029 27.8%
プレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ「マルイシ」 3487 4812 1129400G1030 27.5%
リトドリン塩酸塩点滴静注液50mg「F」 1%5mL 212 292 2590402A1016 27.4%
ゼローダ錠300 300mg 251.5 346.4 4223005F1022 27.4%
ペルジピン注射液10mg 10mL 269 370 2149400A2023 27.3%
ジフルカン静注液100mg 0.2%50mL 2497 3434 6290401A2168 27.3%
プレセデックス静注液200μg「マルイシ」 2mL 3559 4890 1129400A1038 27.2%
注射用エフオーワイ500 500mg 1113 1526 3999403D2023 27.1%
塩酸バンコマイシン点滴静注用0.5g(シオノギ) 1476 2020 6113400A1120 26.9%
アイソボリン点滴静注用25mg 1327 1812 3929407D1160 26.8%
プロジフ静注液400 8%5mL 13181 17985 6290402A3029 26.7%
アイソボリン点滴静注用100mg 4531 6179 3929407D2108 26.7%
ジフルカンカプセル100mg 521.4 709.8 6290002M2026 26.5%
ゾビラックス点滴静注用250 250mg 1233 1676 6250401F1155 26.4%
エプジコム配合錠 2973.9 4020.8 6250102F1031 26.0%
プロジフ静注液100 8%1.25mL 3857 5213 6290402A1026 26.0%
プロジフ静注液200 8%2.5mL 7117 9619 6290402A2022 26.0%
プレセデックス静注液200μg「ファイザー」 2mL 3441 4649 1129400A1054 26.0%
プレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ「ファイザー」 3645 4886 1129400G1022 25.4%
注射用フサン50 50mg 960 1286 3999407D2021 25.3%

シムビコートは2019年10月の改定で薬価引上げとなっていた品目ですが、今回大幅引き下げとなっています。

薬価引上げ率影響上位品目

一方、今回の改定で25%以上の引上げとなったのが、176品目あります。

更に単位薬価(旧薬価)が100円以上で絞り込むと、92品目になります。

これまでの改定に比べて引上げ品目が多いようですが、多くは注射、輸液で調剤薬局の備蓄にはあまり影響なさそうです。

 

少し幅を広げて、引上げ率10%以上、現薬価100円以上で、注射・輸液関連以外だと17品目となります。

引上げ率の降順だと次のようになります。

医薬品名 新薬価 旧薬価 薬価基準コード 薬価引下げ率
破トキ「ビケンF」 0.5mL 644 427 6322400X2013 -50.8%
マラロン小児用配合錠 246.8 164.5 6419101F2026 -50.0%
テトラサイクリン・プレステロン歯科用軟膏 353.1 237.6 2760803M1038 -48.6%
タモキシフェン錠20mg「明治」 140.4 105 4291003F2089 -33.7%
日点アトロピン点眼液1% 5mL 296.6 222.3 1311706Q2022 -33.4%
メトピロンカプセル250mg 429 330 7223001M1035 -30.0%
シズレミン点眼液2% 100mg5mL 184.9 148.2 1319717Q1014 -24.8%
クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」 100mg5mL 184.9 148.2 1319717Q1014 -24.8%
クロモグリク酸Na点眼液2%「日新」 100mg5mL 184.9 148.2 1319717Q1014 -24.8%
クロモグリク酸Na点眼液2%「トーワ」 100mg5mL 184.9 148.2 1319717Q1014 -24.8%
クロモグリク酸ナトリウム100mg5mL点眼液 184.9 148.2 1319717Q1014 -24.8%
生食液100mL「CHM」 130 115 3311401A3014 -13.0%
生理食塩液 100mL 130 115 3311401A3014 -13.0%
生食液バッグ100mL「CMX」 130 115 3311401H4019 -13.0%
生理食塩液 100mL 130 115 3311401H4019 -13.0%
アシテアダニ舌下錠300単位(IR) 300IR 214.3 192.6 4490030F2020 -11.3%
エムラパッチ 345.3 311.4 1219800S1027 -10.9%

私の薬局では近隣の歯科医院から、たまに「テトラサイクリン・プレステロン歯科用軟膏」が処方されるのですが、なんと4月から1.5倍の薬価になるようです。

東邦薬品などの分割販売品目にもなかったので、先月1本の処方に対して10本包装1箱を仕入れたところなのですが、「棚からぼた餅」的な感じでホッとしてます。

 

薬価変わらないのは約9000品目

そして、今回薬価が変わらなかった品目が約9000品目あります。

これは半年前に改定したから、ということがあるのでしょう。

 

結果的に、それほど大騒ぎしなくてもよさそうな薬価改定となりました。

 

薬価引下げ率リストのダウンロードはこちらのページからどうぞ。 

pharmalabo.hatenablog.com

 

 

【ダウンロード】2020年4月薬価引下げ率リスト

2020年度診療報酬改定に伴う薬価改定について、診療報酬情報提供サービスに掲載されたデータを基に薬価引下げ率リストを作成しました。

 

2020年4月薬価引下げ率リスト.xlsx

※Microsoft の onedrive を利用しています。ブラウザでExcel様式のファイルが開きますので、ツールバーにある「ダウンロード」ボタンでお使いのPCにダウンロードしてください。(Windowsの場合ダウンロードフォルダに保存されていると思います)

ダウンロードしたファイルは「編集を有効」にすれば加工ができます。

 

みなさんの薬局で採用している採用品リストから医薬品コード(9桁数字)を「自店リスト」シートのA列に貼り付ければ一覧「20200401」シートの医薬品コード列に色が付きます(条件付き書式設定をしています)。

医薬品コード列の▼マークで「セルの色で並べ替え」又は「色フィルター」を選択すれば、あなたの薬局の採用品のみの薬価改定リストができあがります。

 

こちらもどうぞ。。。 

pharmalabo.hatenablog.com