調剤薬局業務をExcelで快適に PharmaDataLabo

調剤薬局業務をExcelで効率化しよう

それ本気ですか?棚卸(決算時)の在庫金額目標!!

今月末に決算棚卸を予定している薬局は多いことと思います。 私の薬局でも3月が決算期のため、毎年9月と3月に薬局の実地棚卸を実施しています。 1~3月は季節性の疾患が増え、特に抗アレルギー薬など比較的高薬価な薬剤が処方されるため、金額ベースでは1…

遠隔服薬指導

2018年4月の診療報酬改定で、医科の遠隔診療が認められたことから、服薬指導が対面を義務付けられていることに異論が及び、2019年薬機法改正(予定)で遠隔服薬指導を解禁する流れとなってきました。 実は15年ほど前、S市のドラッグストアの調剤併設店舗から約…

「ここが出る!」登録販売者試験講座(東海北陸版) 始めました

毎年秋の実施される各県の登録販売者試験合格を目指す方を、目一杯応援するためのブログを開設してコンテンツを積み上げているところですが、新たな挑戦としてYoutubeで講座を開講しました。 以前、1,4,5章からしっかりポイントを押さえましょう、とい…

auからLINEモバイルに転向しました

薬局とは全然関係ないのですが、先日6年契約していたauからLINEモバイルに転向しました。 回線の変更にあたって、各社の料金プランを比較し損得を判断するために、Excelが有効でしたので、紹介しておきますね。 現在のプラン 元々ソフトバンク一筋(東海デジ…

2019年10月の診療報酬改定はどうなるの?

昨年12月17日の大臣折衝で、今年の10月に予定されている消費増税に伴い、医療機関等で仕入に係る税額の増大を補填するために、同時期に診療報酬改定の実施が決定しました。 改定率は、 診療報酬本体 0.41% 医科 0.48% 歯科 0.57% 調剤 0.12% 薬価 医療材料 ▲…

妊婦加算凍結 復活はあるか?

2018年終盤に、世間を賑わせた診療報酬の「妊婦加算」について皆さんはどう思われましたか? 厚労省は2018年末に2019年1月1日からの妊婦加算の算定停止の措置を通達しました。 本来の目的・意味 いろいろワイドショーなんかでも取り上げられていますが、簡単…

在庫不足時の対処方法と備蓄基準

みなさんの薬局では、調剤すべき医薬品の在庫が不足した場合にどのような対処をしていますか? 一般的には対処の段階としては、 患者さんへ在庫不足を伝える 不足のままひとまず薬剤交付する 不足薬の手配と交付 次回分備蓄の検討 のような順で対応していく…

突合点検のデータベース化と実際の査定内容

薬局に毎月社会保険支払基金から診療報酬振込明細の案内とともに、レセプト返戻や査定の通知に加えて、突合点検による査定通知が届いています。 ※突合点検における査定とは、処方元医療機関から当該点数分を徴収(レセプト請求額から減額)されることです これ…

超簡単!! グループ店舗の在庫状況を把握する方法

過剰在庫(不動在庫、余剰在庫)はまずは返品するのが基本ですが、包装変更品や、冷所保管品、うっかり開封してしまったものなど、返品ができず困りますよね。 それら過剰在庫をグループ内の薬局で使用している店舗に商品移動して使ってもらえば無駄がなくなり…

2019年10月の消費増税と薬価改定で9月の在庫は絞るべきか?

前回は消費増税と薬価改定について述べました。 ¥pharmalabo.hatenablog.com 今回は薬局の在庫について考えてみましょう。 通常の4月1日実施の薬価引下げ改定なら、改定前になるべく在庫を使い切るようにすべきです。 また、薬価改定なしで消費増税だけを考…

2019年10月の消費増税と薬価改定

随分久しぶりに記事を書いてます(;^_^A 第4次安倍内閣が発足して、10月の閣議で2019年10月の消費増税に向けての準備宣言がなされました。 これを受けてか中医協での議論に拍車がかかっているようです。 ずばり、消費増税に伴う「薬価改定」と「診療報酬改定…

〔備忘録〕CADDレガシーポンプ カセット交換

ブログのテーマ(Excel)とは離れるのですが、しばらく前に自分が苦労した時の事を整理しておこうと思います。 持続皮下注ポンプ用の薬剤を交付する場合、大きく二通りがあると思います。 それは、、、 薬剤師が交換するか、訪問看護師が交換するか ちょっと…

薬局の棚卸 楽にしませんか⁉

こんにちは。皆さんの薬局では薬価改定に向けて、日々在庫管理に励んでいたことと思います。何が、「物から人へ」なのか頭の中が???だらけで必死に「物」の管理をしている自分が愛おしく感じる季節ですね。(笑) 私も自分の薬局のことで必死で、4月になっ…

【Download】分割品購入適否シュミレーション(2018年4月新薬価対応)

分割品購入の適否をExcelでシュミレーションしてみましょう。 下のリンクからサンプルファイルにアクセスして、 薬品名をプルダウンリストから選択(→現薬価、新薬価が反映) あなたの薬局の通常包装品と分割品の仕入れ率(薬価に対しての原価率)を入力 通常…

薬価改定に向けて分割品購入にすべき?Excelで考えるとこうなる!

先日の記事で、薬価改定を控えて通常包装品を発注すべきか、分割品で発注すべきかを考えてみました。 pharmalabo.hatenablog.com この記事の中では特定の医薬品の特定の状況(現在庫数、使用見込み)においての検証だけでしたが、様々なケースを検証するために…

やっぱり「医療用医薬品の不正販売」は対岸の火事ではなかった(T_T)

2017年11月に千葉県のウエルシア薬局で医療用医薬品の不正販売についての報道があり、こんな記事を書きました。 pharmalabo.hatenablog.com そして残念なことに先週こんな報道がありました。 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201802/55…

薬価改定に向けて分割品購入はお得か?

3月の薬価改定に向けて在庫を絞りたいと考えている薬局長が多いことでしょう。 今回は、通常包装品で購入して、何錠か残ってしまい薬価改定を迎えて薬価差が小さくなるのと、3月末に在庫「0」となるように分割品を購入するのと、どちらがお得か考えてみまし…

薬局長目線の解説:2018年(平成30年)診療報酬改定内容が決定!!

2月7日(水)に、皆様お待ちかねの診療報酬改定の答申内容が公表されました。 既に公表されていた個別改定項目に具体的な数字が加わった形で厚労省のホームページにアップされています。 その中から薬局に関連すると思われる部分を抜粋しました。 目次 かかり…

薬局は儲けすぎなのか?

今回の診療報酬改定ではかなり薬局への風当たりが強くなっていますね。 「そらそうだよな」なんて思ったりもしますが、メディアの記事など腑に落ちないこともあるので少し整理してみたいと思います。 院内処方の薬価差益が発端? 日本では「調剤」について薬…

GE調剤率算出の落とし穴⁉

調剤報酬改定後、4月から後発医薬品調剤体制加算を算定するためにはこの1~3月の実績で要件をクリアすることが必要になりますが、前回の記事でも触れたように「2段階の要件を維持」になる可能性があります。 その場合、現行の65%、75%から10ポイントずつ上…

2018年(平成30年)診療報酬改定率が決定!

こんにちは。昨年の12月18日に次期診療報酬改定の改定率が厚労省から公表されました。 今月末には個別改定項目について煮詰められ、さらに1か月ほどかけて点数が設定されていくことになります。 さて、改定率について見ていきましょう。 診療報酬(いわゆる本…

毎年薬価改定になると、薬局はどうすればいい??

========================= (H30年11月追記) 2019年10月の消費増税に合わせての薬価改定の議論が熱を帯びています。 こちらもご覧ください。 2019年10月の消費増税と薬価改定 - 調剤薬局業務をExcelで快適に PharmaDataLabo ==…

「医療用医薬品の不正販売」は対岸の火事ではない!!

調剤薬局で本部側の役職を持つ方には、ちょっとショッキングな記事が出てしまいました。 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201711/553569.html ウエルシアは2010年頃からか、当時の社長の肝いりで「非処方せん薬の販売」を始めました。…

薬価差益で考えるAG(オーソライズドジェネリック)の採用

先に発売されるAG(オーソライズドジェネリック)と、後で発売される他メーカーのジェネリックのどちらを採用したらいいか悩みどころですよね。 一番重要なポイントは、 現在算定している後発医薬品調剤体制加算が維持できるか になるでしょう。 これについて…

オルメテック・クレストールのジェネリック採用で悩むこと

AGと他のGEで薬価差益はどれくらいの差があるの?? 東海地区で登録販売者試験の合格発表と試験問題の公開があったので、そちらの方に手がかかっていて、随分間があいてしまいました。 9月にオルメテックとクレストールのオーソライズドジェネリック(AG)が…

Excelで後発品医薬品調剤体制加算を試算する方法

前回、前々回と来年(平成30年)4月改定の後発品調剤率と調剤体制加算の話をしました。 pharmalabo.hatenablog.com pharmalabo.hatenablog.com 今回は、このブログのテーマであるExcelで調剤体制加算の試算をするためのシート作成を紹介しますね。 前提条件と…

H30年(2018年)4月にGE調剤率70%⇒80%を目指すべきか??

前回の記事に引き続き、来年(平成30年)の改定での後発医薬品調剤体制加算に関わる試算をしてみます。 pharmalabo.hatenablog.com 今回は現行で加算2(75%)にもう少しという薬局が、来年4月に80%を目指すべきかどうか、利益の試算をしてみましょう。 試算:…

H30年(2018年)の改定では後発品調剤加算は「80%以上」のみに!!

H30年1月24日に個別改定項目について中医協で議論され資料が厚労省のホームページに公開されました。 後発医薬品調剤体制加算は3段階ということなりました❗️近日関連記事を掲載予定ですが、このページは数字の扱い方の参考にご覧頂ければ嬉しいです。 (H30.2…

分包紙のお値段知ってますか?

ようやく朝晩涼しくなってきましたね。 今回は在宅調剤には欠かせない、分包紙のコストについて考えてみましょう。 私の薬局ではタカゾノの分包機を2台(散剤用と錠剤自動分包用)使用しています。 分包紙は伝票を見れば1巻 約6500円(税込)なのですが、1巻…

オルメテックとクレストールの後発品が出るとGE調剤率はどうなるか?

いよいよ9月に大型AG(オーソライズドジェネリック)が発売されることが決まりましたね。 そう、その品目は、 オルメテック(錠・OD錠)(5・10・20・40mg) クレストール(錠・OD錠)(2.5・5mg) 皆さんの薬局ではこれらの使用数量はどれくらいありますか。