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第1回 薬局業務日誌のデータ化~其の七~

 

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今回紹介するのは⑤疑義照会件数と内容についてです。

 

疑義照会件数を把握するため位には次の方法があると思います。

  • 日々の疑義照会件数をメモしてリストに入力する
  • 電子薬歴の疑義照会コメント件数を日別に出力する
  • レセコンや電子薬歴の集計機能などで特定の加算件数を日別に出力する 

 

日常の業務を行いながら、疑義照会の件数や内容を正確に記録していくのはかなりの手間が必要ですよね。というのも、通常疑義照会が必要な場合には、その間患者さんを待たせていて、照会後疑義が解消したなら回答内容をあらかじめ患者さんに説明して、すぐにレセコンに反映させて、薬を準備して、処方せんや薬歴に疑義及び回答内容を記入して、、などやることが沢山あるのです。そんな時に業務日誌のために照会内容を記録する余裕なんて、なかなかありませんよね。

 

薬歴にも、疑義照会の内容と結果を記載しているので電子薬歴から「疑義照会」コメントとして入力された件数が出力できればいいのですが、私の薬局で利用している「GooCo」には残念ながらその機能が今のところありません。

 

というわけで、重複投与・相互作用等防止加算の日別データを出力して利用します。

 

メンテナンス集計業務などで、調剤期間を適切に指定し、抽出する加算の種別で「重複投与・相互作用等防止加算」を選択しCSV出力します。(必要に応じてUSBメモリなどに保存してください)

業務日誌管理ファイルに「疑義照会件数」シートを作成して、このファイルの、日付列、加算件数列を含むようにコピペします。

※日付列が左側にあることが必須です

 

手書きメモを利用する場合は、次のような表を作成・印刷しておき電話のそばに置いておくといいでしょう。正の字などで件数を書き込んでおき数日分まとめて業務日誌管理ファイルの疑義照会件数シートに入力するといいでしょう。

日付 重複投与・相互作用等 処方内容不備 保険番号等 その他 件数合計
           
           
           
           

 

次回は⑥医薬品の分譲データについてです。